1947(昭22)年7月:金沢競馬場協会(後に金沢競馬協会)が設立された
資本金500万円、衆議院議員、参議院議員、歴代の金沢市長、県議会議長、地元財界の中心人物
それにやくざの親分など錚々たるメンバーが名を連ねていた
この協会は、公営化が決定する前の設立であり
県などからの出資はなく、県馬匹組合連合会長の衆議員議員が中心となった民間会社だった
用地を買収、競馬場を建設、所有して県馬匹組合連合会に貸与、その使用料収入を目的としており
法的に制約のある馬匹組合連合会の営利会社という性格であった
1948(昭23)年7月:新競馬法施行時に県による買い上げが一旦決定されるが
その価格(1、200万円)及び買収決定の経緯の不透明さ
さらにそこに県から馬匹組合連合会への補助金の不正経理問題も加わって政治問題化し
先送りされることになった
1948(昭23)年9月23日:金沢競馬(金沢市入江)で県営競馬が開催される(年2開催)
金沢競馬場は競馬協会の所有のままであったから
石川県営競馬開催にあたっては売得金の3%が使用料として協会に支払われた
また開催には、ノウハウをもつ旧馬匹組合連合会の関係者が協力していたから
その名目の金も協会に支出されていた
1954(昭29)年:県開催と併用して市営での開催も施行される
1956(昭31)年8月27日:輪島市ほか6ヶ町村競馬組合設立
輪島市、能都町、穴水町、門前町、町野町、鵜川町、柳田村(水害復興のため)
1957(昭32)年:町村合併により町野町が輪島市、鵜川市が能都町にそれぞれ編入のため
輪島市 ほか4ヶ町村競馬組合に名称変更
1965(昭40)年:珠洲市、内浦町、津播町が災害市町として開催指定輪島市ほか4ヶ町村競馬組合に加入
輪島市ほか7ヶ町村競馬組合となる
1969(昭44)年:輪島市ほか7ヶ町村競馬組合の開催を廃止し石川県の開催となる
<昭和44年度・石川県主催・連勝単式勝馬投票券>
競馬場のある入江町は金沢市の市街地に近く、郊外の地への移転が進められ
1972(昭47)年12月4日:金沢市入江町の旧金沢競馬場を廃止し、金沢市八田町に競馬場を移転する
1973(昭48)年4月7日:新設競馬場で競馬が開催される
石川県金沢市入江町
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